【今更ながら】『変電社春の大決起集会:秋葉原蜂起』大総括レポート

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ご無沙汰すぎです!変電社社主代理持田です!
さる5月8日水曜日「変電社春の大決起集会」ご報告もままならぬまま時間ばかり過ぎて完全にタイミング逸しております!本当に面目ありません!

まず一言総括で言えば。

本当に楽しすぎたから

変電社善き門出となりました!参加頂いた社中の皆様!もろもろご尽力いただいた皆様誠にありがとうございました!

この勢いで第二回第三回と各地蜂起へ続け!

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変電社『第1回春の大決起集会:秋葉原蜂起』その1
ちなみに「その3」「その4」ありますが、「その2」は諸事情により欠番です。持田の前置きまどっろこしいので21分からみていただくと「変電書」紹介始まります。変電社の活動ならびに空気がどんなものか分かっていただけるかと。楽しそうだな!と思った方は今後も開催されるであろう変電社イベントにお気軽に遊びに来てください。変電社Fbページにいいね!も社中も随時募集中です!なお今回のイベントは電誌トルタル編集長古田靖氏ルポも別途上げていただける?はずなので乞うご期待!

僕の方からはだいたいの概要のご報告を。今回の実施プログラム以下です。無論、各自飲んでおりますから途中入り乱れて進みます。

■春の大決起集会プログラム
hendenshafes
・開会の辞「変電社第三宣言」:社主代理持田泰
ー日本の情勢と 変電社任務に関するテーゼ (13年テーゼ)
ー変電社綱領発表
・座談「秘本珍本奇本めくるめく『変電書』の世界」
ーマガジン航編集長仲俣暁生氏
ー電誌トルタル編集長古田靖氏
ー変電社社主代理持田泰
・持ち込み変電書紹介
ーA新聞社Hヤシ氏
・その他ライトニングトーク:
ーブクログ社大西氏、スゴ本オフの人松下氏

訳あってアルファベットにしている登壇者もいますが、いやー本当そうそうたるメンバーであります。

まず「変電書」紹介の前にこんな素敵な「変電曲」から。同じく国立国会図書館のコンテンツの「音源」でありますが、こちら3月15日新たに公開されたデジタル化資料歴史的音源専用ページ(愛称:れきおん)からトルタル古田さんがこの昭和の麗しき名曲を掘り出しました。いやー素敵ソングすぎて僕も一発で惚れ変電社第一回決起大会「公式入場曲」とななった次第です。そう!変電社は「音」も掘り出すことはやぶさかではない!
 
アデライ(Adelai)』(音源)
作詞・作曲:メキシコ民謡
編曲・実演家:齋田 愛子
製作者(レーベル):ビクター
発売年月日:1950-07
国立国会図書館デジタル化資料「歴史的音源」

■座談「秘本珍本奇本めくるめく『変電書』の世界」ーマガジン航編集長仲俣暁生氏/電誌トルタル編集長古田靖氏/変電社社主代理持田泰
さて始まりました真打ち登場の「変電書」大座談会であります、さすが変電社が誇るNH砲(仲俣・古田砲)、台本もなく半ばインプロヴィゼーションで進行したわりには、ご両名待ってましたとばかりに流れもスムースに「イケテル!」電書を矢継ぎ早にリリースいただきました。イカす!

マガジン航編集長:仲俣暁生氏(奥)電誌トルタル編集長:古田靖氏(手前)
マガジン航編集長:仲俣暁生氏(奥)電誌トルタル編集長:古田靖氏(手前)

続けてこの晩セレクトされた「変電書」をUST展開順に紹介してまいります。大体の収録時間も記載しましたので、細かな部分はUSTで聴いてみてるのがオススメ。各自の持つ引き出しから愛溢れる考察、またライブだからこそ出る「妙」が展開されております。若干聞き取りづらいけども必聴ですよ!

栄えある一発目は以前変電社サイトでもレビュー(『透視と念写』福来友吉【レビュアー:古田靖@tekigi】)でも取り上げていただいたトルタル編集長古田さんから、そのJホラー「リング」元ネタのもなったマッドサイエンティストの愛の形あります。(UST「その1」00:21:00から)

透視と念写表紙

 

 

透視と念写』(コマ数207)

著者:福来友吉
発行日:大正2年(1913) 出版社:東京宝文館
国立国会図書館デジタル化資料「近代デジタルライブラリー」
Googleplayブックス透視と念写

 

 

続けてネタ本ついに開封。戦前のベストセラーであり戦後は忘れ去られつつ何故か中国大陸では読まれ続けた「恋愛」観本であり、その飽くなき情念を吸い寄せるか奇しくも戦前の「ソーシャルリーディング」を実行してしまったある種の稀少本(?)。(UST「その1」00:26:43から)

近代の恋愛観表紙

 

近代の戀愛觀』(コマ数194)

著者:厨川白村
発行日:大正11年(1922) 出版社:改造社
国立国会図書館デジタル化資料「近代デジタルライブラリー」
Googleplayブックス近代の戀愛觀
※「近代デジタルライブラリー」の方がおすすめなのはUST観るとわかるよ!

 

会場暖まってきましたとばかりに、バトン回って社主代理持田より同じく「掟破り」暴露痕跡本であり旧制高校青春実態ルポの紹介。(UST「その1」00:36:36から)

一高ロマンス読書画像

 

一高ロマンス』(コマ数131)
※「著作権法第67条第1項により文化庁長官裁定を受けて公開」のためサムネイル利用できないので読書風景画像です

シリーズ名:学生生活叢書 ; 第1編
著者:野尻草雄
発行日:大正6年(1917) 出版社:東亜堂
国立国会図書館デジタル化資料「近代デジタルライブラリー」
 
 

実はこちら「あの『鞍馬天狗』でおなじみの大佛次郎の学生時代のペンネームで書かれた本でした」なんてネタを挟みつつ、マガジン航編集長仲俣さんに。GooglePlayブックスからいいネタ!また紹介文脈もいい流れで恋愛、青春、と来て若者考がきました。アウトサイダー民俗学者中山太郎『日本若者史』(UST「その1」00:42:09から)。奥深いレビューは必聴。「女子」シェア思想(?)までもが!

一日本若者史表紙

 

 

日本若者史』(ページ数256)

著者:中山太郎
発行日:1930年 1月 出版社:春陽堂
GooglePlayブックス

 

 

 

ここで所謂「オーファン」コンテンツ問題に関する小話挟んで(UST「その1」00:51:05)持田より岡田三郎『物質の弾道』で悔しい思いを迸らせたネタ。(UST「その1」00:57:42)

一物質の弾道表紙

 

物質の禅道』(コマ数129)

シリーズ名:新興芸術派叢書 ; 第1編
著者:岡田三郎
発行日:昭和5年(1930) 出版社:新潮社
国立国会図書館デジタル化資料「近代デジタルライブラリー」

 

 

 

続いてマガジン航編集長仲俣さんから変電社中の間では「ゴッドハンド」と呼ばれるブツをとうとう投下!(UST「その1」01:00:55)

一ゴッドハンド表紙

 

L’éternité: poèsies』(ページ数67)

発行日:1832年 1月 出版社:Jérôme Gatti
GooglePlayブックス

 

 

 

 

「神の手」は黒いのか?変電社結成のトリガーはこの「手」が引いたのか?(UST「その1」01:03:00)

ここで一回休憩挟んで飛び入りコーナーでB社大西氏登場!会場温めた我田引水式「いかに変電活動を広めるか」の最高のネタプレゼンいただきましたが!UST残っておりません!残念!以下スナップ↓

変電管理サイト(?)「ブクログ」を紹介する大西氏
変電管理サイト(?)「ブクログ」を紹介する大西氏(左)持田(奥)

続けてその晩最もホールが湧いたA新聞社Hヤシ氏の様々なKindle本ネタ、今や日本で最も有名な「大学ノート」をぶち込んできたのですが、USTは諸事情により残っておりません!残念!以下スナップ↓

某『ノート』を紹介するHヤシ氏(左)
某『ノート』を紹介するHヤシ氏(左)

一架空の歴史ノート

 

架空の歴史ノート-1 帝国史 分裂大戦編 [Kindle版]』(ページ数67)

架空の歴史ノート-1 帝国史 分裂大戦編 [Kindle版]
著者:設楽陸 発行日:2013年5月
Amazon Kindleストア

 

 

 

(若干ながらUSTその3」00:00〜でHヤシ氏の片鱗が残って言いますが)しかしその偏愛の成果が別の形(突撃取材)で結実しました。必読!

「中二病」をこじらせて……キンドルで話題の『架空の歴史ノート』著者に会ってみたBOOK.asahi.com 2013年05月31日

そしてこちらの著者「設楽陸」氏がなんと!Hヤシ氏と大西氏が画策した7月5日「第一回東京国際裏ブックフェア」に登壇することに!!あの『Genemapper』藤井大洋氏と対談?!変電社持田がチャチャ入れ?!これは見逃せない!!他にもHヤシ氏と大西氏、仲俣さん他、そうそうたる面子がブックフェア「裏」に登場して「表」ではけして言えない放言全開にヤンヤヤンヤとやってしまうみたいですよ!興味ある方は2013年7月5日18:00より!開催場所はタイム24ホール2であります!Check this out!
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話戻しまして「ノート」の他Hヤシ氏がいろいろピックアップした世界の「変電書」も折角なので駆け足でご紹介。好きが嵩じて個人で編んでダイレクトパブリッシングしてしまったスペースオペラガイド(Space Opera and Planetary Romance Reader Guide)スタートレック・クリンゴンの宇宙戦艦が一目で判別できる!珍電書(Star Trek: Starship Spotter by Adam Lebowitz)US電書ベストセラー「フィフティー・シェイズ・オブ・グレイ」そのおかしな点50洗い出したというブログを本にしたもの(Lighter Shades of Greyby by Cassandra Parkin)軍事機密でないのか!「米国潜水艦のすべて」(21st Century Essential Guide to Navy Submarines: Past, Present, and Future of the Sub Fleet, History, Technology, Ship Information, Pioneers, Cold War, Nuclear Attack, Ballistic, Guided Missile)他にもいくつかゲームブック的なものもあったような気がしますが!思い出したらまた追補で!

さてまだまだ続いた大決起集会!最後まで突っ走ります!大層盛り上がったこの「ノート」の後、持田からガチ系を展開(UST「その2」12:48)で、あの未来派のドン、マリネッチィ『電氣人形』。日本の新興藝術運動を牽引しイタリア未来派の紹介者でもある神原泰の後書きは必読であります。

自動人形

 

電氣人形』(コマ数68)
※「著作権法第67条第1項により文化庁長官裁定を受けて公開」のためサムネイル利用できないので読書風景画像です

シリーズ名:先駆芸術叢書 ; 3
著者:マリネッツィ 訳者:神原泰
発行日:大正13年(1924) 出版社:金星堂
国立国会図書館デジタル化資料「近代デジタルライブラリー」

 

 

古書でもなかなか高値取引であり、かつ神原泰は90年代にお亡くなりになったので、これは「文化庁裁定」でいいのか?ネタでありますが、再び仲俣さんにバトンが渡り、来た!「幻の東京オリンピック」関係者総括本『第十二回オリンピック東京大会東京市報告書』。版元が東京市!果たして猪瀬東京五輪総括本も東京都から出るのか出ないのか(UST「その2」 22:44)

第十二回オリンピック東京大会東京市報告書表紙

 

 

第十二回オリンピック東京大会東京市報告書』(ページ数379)

発行日:1939年 1月 出版社:東京市
GooglePlayブックス

 

 

 

さらに来ました日本近代の国策会社満州「満鉄」にならぶ北海道「北炭」その絶頂期の夕張炭坑のドヤ顔の「五十年史」日本近代の最も華々しい勇姿!(UST「その2」 25:00)

五十年史-北海道炭礦汽船株式會社表紙

 

 

五十年史-北海道炭礦汽船株式會社』(ページ数285)

発行日:1939年1月 出版社:北海道炭礦汽船株式會社
GooglePlayブックス

 

 

 

続けて古田さんから「東京から消えた」区史シリーズ2冊深川区史:下巻,第 3 巻』(ページ数298)『本所区史』(ページ数878)(ともにGooglePlayブックス)投下後、さらに日本キリシタン殉教史の紹介。古田さん曰く「SM小説か見紛うほど酷い死に様」(UST「その3」30:56)

鮮血遺書表紙

 

 

日本聖人鮮血遺書』(ページ数552)

発行日:1911年1月 出版社:聖若慧教育院
GooglePlayブックス

 

 

 

そして最後はCiNiiから斬新なる言語学論文までをも投下!(UST「その3」33:40)

ウルトラマン言語学

 

ウルトラマンの言語学 The Language of ULTRAMANS』(ページ数552)

公開日:2012年7月 発行:尚絅学院大学
論者:尚絅学院大学 表現文化学科 秋月 高太郎
収録:尚絅学院大学紀要
CiNii Articles

 

さてここまで一気呵成に変電書コンテンツ紹介しましたが(一部録画されていないため紹介出来ていないコンテンツありつつ)、この晩、開封されたのはまず間違いなく一般流通にのらないコンテンツ群であります。電子書籍とはいえ実に幅広いバリアントの底の知れないデジタルアーカイブスの「魔界」が垣間見えたのではあるまいか?会場も社中各人様々な視点観点から持ち寄った「イケテル!」ネタ、めくるめく変電チューンによるダンスフロア状態で、笑いあり驚嘆あり歓声あり最高にヒートした晩でありました。いい感じでアルコールも入り「大決起」「蜂起」の言葉に負けないナイトであったと認識しております。

もっとも、この度の最高の登壇者のみならず、縁の下の力持ちとして動いていただいた会場「RENSEI PRINT PARK」鈴木さん斎藤さんのきめ細やかなフォローを始め、二日酔いなのにUST映像音声班を担当いただいた湘南電書の古田アダム有さん、今回のスナップ提供いただいた電書魂田嶋さん、またご来場いただいた社中(来た人皆「社中」ルール)の皆様の暖かい声援と持ち込み酒(高アルコール度数含む)のお陰であります。非常に楽しい宴を催せましたこと誠に感謝であります。

そして最後は現在は某メディアA社でご活躍されいる「スゴ本オフの人」松下康之氏(UST「その3」37:54)にも飛び入り登壇していただき非常に貴重なアドバイスを頂きました。変電社は「ハードルを下げよ」と。もっとテーマを絞って古い新しいもなく一冊でも読んで惚れ込んできさえすればその愛を語れる会とせよと。その方が人は集まるのだと。

飛び入りで貴重なお話聴かせてもらえたスゴ本オフの松下氏(中)
飛び入りで貴重なお話聴かせてもらえたスゴ本オフの松下氏(中)

誠に至言だと思います。また仲俣さんにも最後に美しく〆ていただきました。

「変」はQueerの意味だけでなくChangeの「変」であると。

まさしく。僕らの生活の周辺に知らぬ間に堆積していた「デジタルアーカイブ」発見の驚愕から始まった「変電社」であったわけで、その新しい環境下での新しい読書スタイルを求めたい団体でもあります。けして「変」なコンテンツだけ読んで愉しむクイア団体(社主代理筆頭にクイアが主だっておりますが)ではなく、紙・データ問わず作品を偏愛し単に「読む」団体として邁進したい所存です。

目指すは「圧力団体 みんなの変電社 」

今後共よろしくご指導とご厚誼を賜わりますようお願い申し上げます。

社主代理 持田泰

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