こんにちは!社主持田です!
ついに變電叢書『野川隆著作集1: 前期詩篇・評論・エッセイ 1922 ー 27』が販売開始されました!
野川隆著作集1: 前期詩篇・評論・エッセイ 1922 ー 27 (變電叢書) AmazonKDPストア http://www.amazon.co.jp/dp/B01B3I5IU
一年越しでようやく弔いができました。 思えば43歳で満洲の大地で人生を閉じた野川隆と僕は今同い年です。詩人よどうぞ安らかに。
2014年末サイトでbib/iリリースしていた無料公開版はもろもろ誤字脱字も多くクローズさせていただきました。今回の版でピックアップ作品と前期評伝(こちらもブログ版の加筆修正版です)立ち読み版を公開いたします!こちらは少々お待ちください!
もう一点今更お知らせです!今週末2016年1月30日独立作家同盟のセミナーに登壇いたします!
持田泰「變電社の試み ~『デジタルアーカイブ』『パブリックドメイン』がもたらす自己出版の可能性を探る」
イベント自体が久しぶりです!国立国会図書館デジタルコレクション他、大英図書館や年始のニューヨーク公共図書館などなど盛り上がる『パブリックドメイン』の可能性をもろもろ探ります!
第二部はなんと国会図書館・大場利康氏 マガジン航・仲俣暁生氏を迎え鼎談!今回の變電叢書リリース裏話も交えつつ、酒あり池田敬二氏パブリックドメインソング弾き語りありのパーリータイム予定です! きっと楽しい!はずです!
土曜日お時間あれば是非遊びに来てやってくださいませ!
2016年變電社は電書パブリッシャ―として本格稼働いたします。 ひきつづきよろしくお願いいたします。
社主 持田泰
こんにちは。青空文庫からのリンクで貴サイトにたどりつきました。
「ゲエ・ギム・……」の詩人の作品集の復刊復権とは面白い試みと思い、Kindleのサンプル版をダウンロードしてみました。
目次を見ると充実した内容、『著作集』を名のるにふさわしい緻密な編集だと思います。しかも評伝付きで、これはサンプルでは読めないので購入するかなと誘われました。
凡例に旧字旧仮名とあり、それがもたらす版面イメージにも期待が湧きます。
さてその本文。最初の作品、のっけから〈靑白い神経衰弱〉とあります。これは〈神經〉として欲しいです。〈弱〉のテンテンも下へはらう形の方がいいのですが、Batangなんかでないと出せないですよね。でも〈歩〉は〈步〉とできます。旧漢字の版面が中途半端にしか再現されていないのが残念です。
さらに問題は本文です。
〈古い純銀のコツプともに〉は〈とともに〉ではないのでしょうか。凡例に高らかに謳う〈〔ママ〕ルビとして全てを底本に従った。〉は、〔ママ〕が付いてない箇所でも信用していいのでしょうか? 疑い出すと、〈課題な頭蓋骨〉は〈過大な〉の変換ミスではないのかと思えてきます。
これらのことが明らかにされない限り、500円という低価格であっても購入する気持ちになれません。