【また行って来たよ!】続・国立国会図書館図書館向けデジタル化資料送信サービス体験レポ【いつも陽気で】

昨晩は東京は45年ぶりの大雪ではしゃぎすぎて翌朝は慣れぬ雪かきで筋肉疲労MAXの中、かの悩ましい都知事選投票にも何とか行って参りましたが、変電社社主総選挙といったものをしてみたら?なんて魔が差しはじめた社主「代理」持田です。
ところで、前回体験レポが思いのほか好評で大変ありがたいことにマガジン航に「NDLのデジタル化資料送信サービス体験レポ」として編集転載されました!幸いなる哉!変電社登場2013年春以来!

なおマガジン航記事では要旨ぶれるために編集されましたが「三日三晩語り明かせるくらい楽しい」歴史的音源「れきおん」を毎回恒例BGMとして採用していこうと急に思い立ってますが、本日はこちらをといたします。
流行歌:いつも陽気で
(作詞・作曲・編曲・実演家:西岡水朗[作詞]原野為二[作曲]仁木他喜雄[編曲]製作者(レーベル):コロムビア(戦前)発売年月日:1934-09)

あああ僕もいつも陽気でいたいなあ!なんていつも陽気じゃないみたいな発言で始めましたが本題です。

国立国会図書館「図書館向けデジタル化資料送信サービス」専用端末における「古書店データーベース検索」の謎を追うよ!

さて前回国立国会図書館デジタルコレクション(以下「デジコレ」)の図書館向けデジタル化資料送信サービス専用端末を都立多摩図書館で利用してみたところ、館外で使える通常「デジコレ」にはない妙なものを発見した旨のご報告をさせていただきましたが、以下前回記事引用です。

撮影NGということなのでその画像がないのですが、また館外アクセスした場合の「デジコレ」には見えないのですが、確か館内の閲覧専用端末でみた際の各コンテンツビューワーの左カラムのフッターあたりにたしか「外部の古書データベースで検索する」という誘導リンクがありました。〜(略)〜しかしこれは妄想なのでその古書ビジネスとは関係ない単なる外部データベースへのアクセスかもしれず、まず近日そのリンクの存在は正確に何だったかを確認しに都立多摩図書館に行ってまいりますが、諸々期待に胸を膨らませて今後の発展進化を見守りたいと思います。
【行って来たよ!】国立国会図書館図書館向けデジタル化資料送信サービス体験レポ【美味しいマカロニ】

なわけで先週、都立多摩図書館に再度確認に行ってまいりまして以下が再現画像です。

「古書店データベースを探す」リンク具体的に再現

「古書店データベースを探す」リンクを無茶に再現※自宅

やはりちゃんとありましたよ!しかも前回僕が書いた「外部の古書データベースで検索する」なんてヌルい言葉ではなく虫眼鏡アイコンで「古書店データベースを探す」とどんぴしゃりで古書店誘導でした。これを叩くとポップアップで「DateBaseLinker」なる画面が立ち上がり、「レビューを読む、または本を購入する」というテキストともに「日本の古本屋で検索する」でGOボタンあり、それ叩くと都立多摩図書館は外部リンクNG表示アラートが出ます。

早速「コレはなんですか?」といつも陽気に館内スタッフに訪ねたところ、ルール上外部リンクが駄目だという話を教えていただき(理由はよくわからない、というか、おそらくスタッフの方もそもそもでいろいろよくわかっていなさげな印象?)「では永田町の国立国会図書館では実際この古書店サーチが出来るんですか?」と確認したところ「たぶん出来ると思う」とのことなので、その足で国会議事堂を尻目に国立国会図書館東京本館にも行ってまいりました。

国立国会図書館

国立国会図書館 永田町にて

あっさり解答だけ先にお伝えしておくと、国立国会図書館東京本館端末で見た「デジコレ」にはそのリンクが存在しませんでした。通常つまり館外インターネットでいつもみている「デジコレ」と変わりありません。国立国会図書館内のスタッフに訪ねた所、「そのような話は私たちも聴いたことがない」とのこと。なわけで大きなクエスチョンマークを抱えながら、食堂で丸ごと野菜カレーを食べて帰りました(恒例)。

国会図書館6階食堂丸ごと野菜カレー好き

6階食堂「丸ごと野菜カレー」好き

もしかして「デジコレ」運営サイドの凡ミスなのでは?という一抹の不安を抱えつつ国立国会図書会にメールで以下2点の質問状送りました。

  1. 図書館送信サービス実施中の都立多摩図書館で確認した「古書店データベースを探す」はやがて開通するサービスという認識でよろしいか?
  2. 開通した際は通常の館外ネットでの「デジコレ」でも使えるようになるのか?

そして待つこと数日、無事NDLの中の人から回答が戻ってきました!

何故か関西館電子図書館課ご担当者様からのご回答

何故か関西館電子図書館課ご担当者様からのご回答

こういうことでした。

  1. 「古書店データベースを探す」はやがて開通するサービスではなく、実は既に開通済みだよ
  2. 国立国会図書館及び館外ネットから見た「デジコレ」では利用はできないよ
  3. 本サービスは「国立国会図書館図書館向けデジタル化資料送信サービス」の専用端末で見た「デジコレ」のみで使えるよ
  4. もっとも端末を外部アクセス制限設定している参加館ではこの機能が使えない場合もあるよ
  5. 「この点について、周知が不十分であったため、適切なご案内ができず、申し訳ありませんでした。改めて周知を行うこととします」

つまり都立多摩図書館が使えないだけで、他の参加館では使えているかもしれませんよ!興味お持ちの方は是非お近くの参加館にアタックしてみては!僕も多摩図書館に外部リンクNGを辞めてもらえまいかと相談してみようかな!実際に購入遷移まで行けるのかどうかを試してないので僕もどこかで試してみたいわけですが、何にせよ楽しいですね!図書館のデジタルアーカイブスからそのまま古本サイトを検索できる時代が既に始まっていますよ!もっとも館外インターネットでも実施してくれまいかと思います。

さて今回も軽くレビュー行かないとなということで、前回ちょろっと触れた野川隆に関して行こうかと思っておりますが、せっかく永田町に出向いたので、本館でしか読めない作品、例えば渡満直前の小熊秀雄らとともに活動していた風刺文学団体「サンチョ・クラブ」時代の「アリヨルカの煙草――長篇諷刺詩」(『自由』昭和12(1937)年7月掲載)なんかも複写サービス利用してピックアップしてきましたが、アナーキズム期『エポック』から通して野川隆作品にいろいろ触れてみると、高見順が「昭和文学盛衰史」で

北園克衛と『ゲエ・ギムギガム・プルルル・ギムゲム』をやっていた野川隆は藝術左翼から左翼藝術へと轉換して『ナップ』に参加、のちに満洲で捕らえられて獄死した。私はここで野川隆の靈に脱帽するとともに、生きている北園克衛の操守にも脱帽せざる得ないのである。

と云わしめた軌跡がよくわかり、あの時代の中の表現者が抱えた「青春」の放物線は、かくも遠く北満の大地にまでその射程を伸ばしていたのかと思うとある種の感慨を禁じ得ない訳です。といったわけですが、ここらはマイナー街道まっしぐらの次回レビューに回したいと思います。

そして通常のインターネット上では読めないながら「国立国会図書館図書館向けデジタル化資料送信サービス」も結局は「デジコレ」なんだから、変電社精神に則り読書対象として果敢に挑むことをここに宣言いたします。(第五宣言)

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